「成功したコミュニケーション」とその方法とは?
著者の「パラダイム」というセミナーに参加した後で、 興味を持ったのでこの本を読んだ。著者はコーチングの第一人者。 「コーチング」というとなんとなく「偉そう」な人を想像するが、 著者はフランクそのもの。 ソフトなので無駄な抵抗がなく入ってくる。 コミュニケーションは求める結果が得られなければ 成功とは言えない。 私たちがふだん、いかに目的の達成に つながらないコミュニケーションをしているか 思い知らされた。
読むほどに行間にコミュニケーションセンスが浮き上がってくる3D本。
1回目の通読。怖ろしくスラスラ読めてしまう文章の平易さに、多少の 物足りなさを覚えます。 2回目の通読。平易な文章の行間にコミュニケーションセンスの奥深さ が垣間見えてきます。しかも同時に、このセンスを使えていない自分 自身のコミュニケーションの浅薄さに愕然とします。 3回目の通読。「うん、わかるわかる。」 少しずつコミュニケーションセンスが磨かれていく自分自身の成長に、 素直に喜びを感じます。 4回目以降。読めば読むほどに言葉の奥に表現されるコミュニケーショ ンセンスが掴めていく感触に、大きな快感を覚えます。 この本はそんな不思議な魅力を持った、コミュニケーションセンスの 3D本と言えるでしょう。 しかも、その表れ方には限界がないのです。 どうぞ、あなたの普段のコミュニケーションの傍らに。
コミュニケーションという言葉のパラダイムシフトの新視座を提供
本書「エンパワーメント・コミュニケーション」に関してはさまざまな評価が分かれると思う。評者自身、岸先生の講座に参加している身でありながら、講座というパワーというか、ライブ性としてみると多少の物足りなさを感じる。 ヴィトゲンシュタインに抵抗している訳ではないが、それこそ「ほんとに重要なことは言葉として語られない」のである。 しかし、本書を通底した、コミュニケーションの深いセンスを垣間見た読者は、本書の内容を吟味し、検討し、そして、使ってみて、最後に掴んでみながら本書の内容を理解できるようになると、どれだけ本書に出てくる内容が「役に立ち」「実践的である」かどうかを掴めることと思う。 良書は、内容を理解し、使ってみて、使ってから内容が深い意味が理解できるという3度おいしいという構造を持っている。 本書は発売からまだそれほど時間がたっていないが、この分野における唯一の古典=バイブルとして認知される日もそう遠い時ではないであろう。
コーチング、カウンセリングの入門書として最適
部下とのコミュニケーションを課題としている人にとって良い参考書だと思う。大半がどこかで聞いたことがある内容だが平易な文書で大変読みやすい本だと思う。しかし、第4章「できない」を「できる」に変えるコミュニケーション部分は「ポジティブになりたがるネガティブな人々」とか「健全に絶望」するとか、「計画でもやる気でも人は動かない」「反省はするな反省は役に立たない」のような、「おやっ」と思われる著者の主張がとてもおもしろい。著者への共感と反論を考える機会も与えてくれます。
あさ出版
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